札幌市南区の小児科・小児外科のはれにこキッズクリニック

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便秘
小児外科

❓「子どもの便秘って放っておいても大丈夫?」

❓「子どもの便秘って放っておいても大丈夫?」

🩺答え:いいえ、小さいうちにしっかり治すことがとても大切です!

子どもの便秘、なんとなく「そのうち出るだろう」「しばらく様子を見よう」と考えがちです。

でも実は、便秘を放っておくことが、お子さんの体だけでなく、心の健康にも大きな影響を与えることがわかってきています。
さらに、将来の生活習慣病や腸の病気のリスクにも関わる可能性があるため、「いつか治るだろう」ではなく、“今”しっかりと向き合うことが大切です。

🚨便秘が将来引き起こす可能性のある怖い病気とは?

慢性的な便秘は、単にお腹が痛い・便が出にくいというだけではありません。長期間にわたって腸の中に便がとどまることで、次のような病気のリスクが高まると報告されています。

  • 大腸がん
    腸内に有害な物質(アンモニア、硫化水素など)が長く滞留し、腸の粘膜を刺激し続けることで、がん化のリスクが上がることが分かっています。
  • 腎不全
    腸内環境が乱れると、腎臓にダメージを与える毒素が増え、腎臓の機能低下を引き起こすことがあります。
  • 脳卒中・心筋梗塞
    排便時の“いきみ”による血圧上昇や、腸内の慢性炎症が血管を傷つけることで、動脈硬化や血管トラブルのリスクが高まると指摘されています。

📊便秘を放置するリスク vs 改善するメリット

🔴便秘を放置した場合🟢改善した場合
慢性化して将来も続く自然な排便習慣が身につく
食欲不振やお腹の張りが続くよく食べ、よく動き、元気いっぱいに
学校や園生活に影響が出ることも集中力・生活リズムが整う
薬や浣腸に頼らざるを得ない薬に頼らず、自然に出せるように
大腸がん・腎疾患などのリスク上昇生活習慣病の予防につながる
自己肯定感の低下(失敗体験)「自分でできた!」という成功体験に✨

🧠なぜ“子どものうち”に治すべきなのか?

便秘は「体質」ではなく「生活習慣」が大きく影響します。
小さいうちから排便のリズムや生活習慣を整えることで、大人になってからの病気のリスクもぐっと減らすことができます。

しかも、子どものうちに治療する方が、圧倒的に治りやすいのです。

子どものうちに治すメリット

  • 小児医療助成制度で、医療費の負担が少ない✨
  • 時間の融通がききやすく、受診もしやすい⏰
  • 腸の柔軟性が高く、治療効果が出やすい💡

大人になると…

  • 忙しくて病院に行く時間がない
  • 慢性化して薬に頼ることが多くなる
  • 医療費の負担も大きくなる

🔍当院では「便秘の見極め方」も、しっかり行っています!

「うちの子、便秘かもしれないけど、どこで判断すればいいの?」
そんなお悩みに対して、当院では見た目・お話・処置・検査の4つの方法で、ていねいに状態を確認します。

✅ 1. おしりの観察や排便習慣の聞き取り

おしりの状態(切れ痔、スキンタグの有無、便の漏れなど)や、日常の排便の様子をお聞きすることで、便秘のサインを把握します。→ これだけで便秘の可能性が高いことも少なくありません。

✅ 2. 実際に浣腸して状態を評価

必要に応じて浣腸を行い、溜まっている便の状態(硬さ、量、色)を直接確認します。
→実際にご家族にも便を見てもらうことで、治療への共通認識が出来上がります😊

✅ 3. 超音波(エコー)による評価

レントゲンのような被ばくが一切ない超音波検査で、お腹の中の便のたまり具合や、腸の動きの状態を確認できます。→浣腸はどうしても嫌!暴れて処置が難しい!という年齢では超音波検査が有効な場合があります(当院ではレントゲン装置はありません。)

👩‍⚕️当院長は便秘診療ガイドラインの作成にも関わっています!

はれにこキッズクリニックでは、小児便秘診療の最新の知見とエビデンスに基づいた治療を行っています。


当院の院長は、実は全国的な小児便秘診療ガイドラインの作成にも関わっており、「便秘に悩む子どもたちをどう治すか」を知る専門家の一人です。

便秘の原因や状態は一人ひとり異なりますが、だからこそ、ガイドラインに沿いつつもお子さんに寄り添ったオーダーメイドの治療を大切にしています。

💡こんな症状があれば、相談を!

  • 排便が週に2回以下
  • 排便時に痛がる、出血する
  • お腹が張っている、苦しそう
  • トイレを我慢する様子がある
  • パンツに少し便がついている(漏れ便)

ひとつでも当てはまる場合は、便秘が進行している可能性があります。
まずはお気軽にご相談ください😊

🏥はれにこキッズクリニックからのメッセージ

子どもたちの「うんちの悩み」は、心と体の健康に直結する大切なテーマです。

私たちは、“ただの便秘”と見過ごされやすい症状の背後にある、子どもたちの苦しさや家族の不安に寄り添いながら、「ちゃんと出せる体」そして「自分に自信が持てる心」を育てていきたいと考えています。

便秘診療は「育児支援」とも言われるくらいです。

はじめての相談でも大丈夫。
どんな小さな心配でも、どうぞお気軽にご相談ください。

オリジナルトイレトレーニングチェックシートも作成してみました。
ご自由にダウンロードしてご使用ください。

👉 ご相談はこちらから:
【💬】https://harenico.com/contact/

📚参考情報・文献

  • 厚生労働省「がん予防と生活習慣」
  • J Natl Cancer Inst. 2016;108(8):djw161
  • J Ren Nutr. 2020;30(2):122-128
  • Stroke. 2016;47(8):2046–2052
  • Am J Gastroenterol. 2012;107(7):1126–1133

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