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【年齢別ガイド】0歳〜6歳までの子どもに薬を飲ませるコツと工夫🍼💊🍫

診察後、お母さんからよくこんな相談を受けます。
「薬を処方されたんですが、うちの子、全然飲んでくれないんです…」
「吐き出すし、口も開けてくれないし、どうしたらいいですか?」
お薬は病気を治すためにとても大切なもの。でも、子どもは味やにおいに敏感で、「お薬イヤイヤ!」になるのは自然なことです。
そこで今回は、
- 年齢ごとの飲ませ方のコツ
- 飲みやすくするための食品との組み合わせ
- 絶対に避けたい“NGの混ぜ方”
までを、わかりやすく・実践的にお伝えします
年齢別:お薬の飲ませ方のポイント(0〜6歳)
| 年齢 | 飲ませ方のコツ | 使いやすい薬の形 | 工夫ポイント |
|---|---|---|---|
| 0〜5ヶ月(ねんね期) | 頭を少し起こした姿勢で、スポイトや乳首で頬の内側に少しずつ。 | シロップ、坐薬 | 哺乳のタイミングに合わせて。ミルクに混ぜるのはNG。 |
| 6〜11ヶ月(おすわり期) | 粉薬は“お団子状”にして頬に塗ると◎。離乳食を活用してもOK。 | シロップ、粉薬、坐薬 | 市販のゼリーで包むと飲みやすい。水分と一緒に流し込む。 |
| 1〜2歳(イヤイヤ期) | 自我が芽生える時期。無理強いはNG!遊び感覚で楽しく飲ませる工夫を。 | シロップ、粉薬、坐薬 | 「ぬいぐるみにも飲ませよう」など演出を。 |
| 3〜4歳(理解できる時期) | なぜ飲むのかを説明すると納得しやすい。少しずつ自分で飲ませる練習を。 | 粉薬、シロップ、一部錠剤 | 好きな味に混ぜる/飲めたらご褒美を。成功体験を積ませる。 |
| 5〜6歳(就学前) | 錠剤にチャレンジする子も。自分で選ばせると自立につながる。 | 錠剤、粉薬、シロップ | 錠剤の練習OK。ゼリーで包んでのど越しよく。達成感を褒めて伸ばす。 |
苦い薬も飲めるようになる!おすすめの「食品との組み合わせ」
苦くてなかなか飲めない薬でも、食品と上手に組み合わせることでグッと飲みやすくなります。
ただし、**すべての食品がOKというわけではありません。**相性があるので要注意!
薬と混ぜてもOKな食品(おすすめ)
| 食品名 | 特徴 | 合う薬の例 |
|---|---|---|
| チョコレート・ココア | 苦味をしっかりカバー。味が濃くてマスキング効果が高い | クラリス、オノン、オゼックスなど |
| ピーナッツクリーム | 粘り気があり、薬を包み込める。おやつ感覚にも◎ | クラリス、オゼックスなど |
| アイスクリーム | 甘くて口当たりがよく、どの薬とも相性が良い | 多くの苦い薬で活用可能 |
| プリン/練乳/コンデンスミルク | 甘さと粘度があり、味を隠す力が強い | 抗生剤全般 |
| お薬用ゼリー(市販) | 苦味やにおいを抑えて飲みやすい。製品によりpHに注意 | 全般に活用可。ただし混ぜすぎず包み込むだけに |
薬によっては一般的に薬剤的には混ぜない方がいい食品
ただし、これでしか飲めないという場合は、当院ではOKにしています。
| 食品名 | 理由・注意点 |
|---|---|
| オレンジジュース・リンゴジュースなど酸性飲料 | 酸性で薬のコーティングが壊れ、苦味が増す/効果が下がる場合も |
| ヨーグルト | 酸性で苦味が強まる薬もあり。抗菌薬の一部で推奨されていない |
| お茶/スポーツ飲料 | 吸収に影響が出るケースあり(例:鉄剤など) |
| 牛乳/ミルクココア | 薬によっては吸収が妨げられることもあるので確認を |
クラリスドライシロップ(クラリスロマイシン)は、オレンジジュースと混ぜると苦味増強&効果低下の可能性ありです。要注意!
「それでも飲んでくれない…」ときはどうする?
お薬をどうしても嫌がって飲めない時は、1人で抱え込まず、ぜひ医師や薬剤師に相談してください。
相談できることの例:
- 錠剤 → シロップや粉薬に変更できる?
- 経口薬 → 坐薬や吸入薬に変えられる?
- 味の違う別メーカーの薬はないか?
当院では、お薬の形状や飲み合わせに関するご相談も受け付けています
ご相談はこちら
まとめ
- お薬は、子どもの年齢や状態に合わせた方法で無理なく飲ませることが大切です。
- 苦味が強い薬でも、チョコ・アイス・ピーナッツクリームなどでうまくカバーできることがあります。
- 反対に、酸性飲料(オレンジジュースなど)はNGな薬も多いので要注意!ただし、当院では絶対NGにはしておりません。
- 難しい時は、「薬の形そのものを変える」という選択肢もあります。
合わせて読みたい→形状別の飲ませ方のコツはコチラ💊
小児科医から保護者の皆さまへ
どんなに優れた薬でも、お子さんが飲めなければ意味がありません。
だからこそ、“上手に・安全に・楽しく”薬を飲めるようにする工夫が大切です。
お子さんが笑顔で元気になれるよう、私たち医療者が全力でサポートしますので、遠慮せずご相談ください!