札幌市南区の小児科・小児外科のはれにこキッズクリニック

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【長引く咳…それってマイコプラズマかも?🤒】

【長引く咳…それってマイコプラズマかも?🤒】

「風邪だと思っていたのに、咳が2週間以上続く」「夜中に咳き込んで眠れない」「よくわからない夜だけの発熱がダラダラと続いている」——そんなお悩み、ありませんか?

今回は、百日咳に続いて、札幌で最近流行中のしつこい咳やよくわからない発熱が続くことで知られる「マイコプラズマ感染症」について、よくあるご質問をQ&A形式で解説いたします💡

Q1. マイコプラズマ感染症ってどんな病気ですか?🦠

A. 「マイコプラズマ・ニューモニエ」という病原体によって引き起こされる呼吸器感染症です。

風邪と似たような症状で始まり、特にしつこい咳が特徴です。軽症から肺炎まで幅広い症状があります。これまで当院で診断されている症例は発熱は認めない症例がほとんどです。

主な症状:

  • 発熱(37.5〜39℃)
  • 乾いた咳(空咳)
  • のどの痛み
  • 倦怠感、頭痛
  • 胸の痛み(咳のしすぎによる)

Q2. どうやって感染するの?😷

A. 主に飛沫感染(咳・くしゃみ)で広がります。

保育園・学校などの集団生活で広がりやすく、秋から冬に流行することが多いです。

Q3. どんな人がかかりやすいの?👶👧👦

A. 5〜15歳の学童に多いですが、乳幼児や大人も感染することがあります。

  • 園児・小学生・中高生
  • 家族内に咳をしている人がいる
  • 免疫力が低下している時

大人が軽症で済むこともあり、子どもにうつしてしまうこともあります💦

Q4. どうやって診断するの?🔬

A. 症状や経過から診断しますが、必要に応じてPCR検査や抗原検査を行います。

📌 当院では、6歳以上のお子さまは当日中にPCR検査結果をご案内可能です。

※検査は保険適用・子ども医療受給者証も利用可

Q5. 治療方法は?💊

A. 主にマクロライド系抗菌薬を使用します。

耐性菌が疑われる場合は、別の抗菌薬に切り替えることもあります。

咳が続く場合は咳止めや吸入薬も併用しますが、咳が完全に治まるには時間がかかることもあります。

Q6. 登園や登校はいつからできるの?🏫

A. 出席停止の明確な基準はありませんが、症状が改善してからが望ましいとされています。

医師と相談しながら、咳の程度や体調を見て判断しましょう。

Q7. 予防するにはどうすればいいの?🧼

A. ワクチンは存在しないため、日常の感染予防が大切です。

  • 手洗い・うがいをこまめに
  • 咳がある時はマスク着用(2歳以上)
  • 家族内でのタオル・食器共用を避ける
  • 部屋の換気をしっかり

Q8. うちの子、咳が長引いています…受診した方がいい?🤔

A. 以下のような場合は、早めの受診をおすすめします👇

  • 咳が1週間以上続いている
  • 夜間に咳き込んで眠れない
  • 市販薬が効かない
  • 周囲に咳をしている人がいる

当院では、丁寧な診察と迅速な検査でお子さまの症状に対応しています😊

💬まとめマイコプラズマ感染症は風邪と見分けがつきにくく、咳が長引くことで見逃されることもあります。

早期の診断と治療で重症化を防ぐことができますので、「咳が止まらない」「微熱が続く」などがあれば、お早めにご相談ください🍀

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📚 参考情報:

  • 国立感染症研究所 マイコプラズマ肺炎とは
  • 日本小児科学会 感染症ガイドライン
  • MSDマニュアル:マイコプラズマ感染症
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