【2025年最新版】手足口病&ヘルパンギーナが流行中?子どもが感染したときの症状・登園の目安・家庭での対処法まとめ

梅雨明けから夏にかけて毎年流行する「手足口病」と「ヘルパンギーナ」。2025年も全国的に感染が広がりつつあり、保育園や幼稚園から「流行のお知らせ」が届いたというご家庭も多いのではないでしょうか?
北海道でももれなく流行が始まった印象です。今年は「りんご病」も流行し、未だ感染者も多いです。手足の皮疹が気になる方のために、小児科医の視点から、両疾患の違いや症状、登園の目安、家庭での看病のポイントまで、よくあるご質問にQ&A形式でわかりやすくお答えします。
🧠Q1:手足口病ってどんな病気?どの季節に流行するの?
A:夏に流行するウイルス性の感染症で、口・手・足に発疹が出るのが特徴です。
主にコクサッキーA16やエンテロウイルス71型が原因で、乳幼児〜小学校低学年に多く、6〜8月にかけて流行します。感染経路は以下の通り:
🤧 飛沫感染
🤲 接触感染
🚽 糞口感染(おむつ・トイレなど)
潜伏期間は3〜5日程度です。
😣Q2:どんな症状が出るの?見分け方は?
A:口の中と手足に発疹、発熱が出ることもあります。
👄 口の中の痛み・水疱
✋🦶 手・足・おしりの発疹
🌡️ 38〜39℃の発熱(出ない場合もあり)
🍽️ 食欲不振・水分摂取困難
症状は通常3〜7日程度で回復
🍚Q3:看病のコツは?何を食べさせればいい?
A:冷たくて柔らかい、のどや口にやさしい食事がベスト!
🧃 麦茶、経口補水液
🍮 ゼリー、プリン、ヨーグルト
🍜 冷やしうどん、おかゆ
🍎 すりおろしりんご
しょっぱい・酸っぱい・熱いものは避けましょう。
🏫Q4:登園・登校の目安は?兄弟がいる場合は?
A:発熱と口内炎が治まり、元気が戻ったらOKです。
🔥 熱が下がっている
🍽️ 普通に食事・水分がとれる
😊 元気が戻っている
兄弟がいる場合は、共用物を避けて、手洗いを徹底しましょう。
🏠Q5:家庭での感染予防は?大人も感染するの?
A:手洗い・除菌が基本!便中に長くウイルスが残ります。
🧼 石けんと流水で手洗い
🧴 おもちゃ・ドアノブなどの除菌
🛁 お風呂は感染者を最後に
🧺 タオル・寝具の共有を避ける
大人ものどの痛み・発熱
🏥Q6:こんなときは受診を!
A:以下の症状があれば、早めに受診を!
🌡️ 高熱が3日以上
💤 水分がとれない、ぐったりしている
😖 発疹が悪化・化膿している
⚡ けいれん、意識がぼんやり
▶️ ご相談はこちら
🧠Q7:ヘルパンギーナって何?手足口病と違うの?
A:のどの奥に水疱ができ、高熱が出る夏の感染症です。
コクサッキーA群ウイルスが原因。手足の発疹はなく、のどの奥に限局した水疱ができるのが特徴です。
🔥 39〜40℃の高熱
😫 のどの奥の水疱
🍽️ 食欲不振・飲食困難
🍉Q8:どう対応すれば?登園はいつから?
A:水分を優先し、熱が下がって元気が戻れば登園OK!
食事・水分のポイント:
🥤 経口補水液・麦茶など
🍮 ゼリー・プリン・アイス
🍜 ぬるめのおかゆやうどん
🛡Q9:予防法はあるの?
A:ワクチンはないので、日々の衛生習慣が大切!
🧼 手洗い・うがいの徹底
😷 咳エチケット
🚽 おむつ処理後の手洗い
🧴 接触面の除菌
🔚まとめ:感染しても焦らず、観察を大切に🌱
✅ 両疾患はほとんどが自然回復
✅ 脱水やぐったりなどの症状には注意
✅ 迷ったときは、早めに小児科を受診
🧾参考情報:
日本小児科学会|ウイルス感染症診療ガイドライン
国立感染症研究所|手足口病・ヘルパンギーナの解説
厚生労働省|感染症発生動向調査(IDWR)