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アレルギー
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アレルギー検査の頻度とアレルギー管理表のQ&A📝

アレルギー検査の頻度とアレルギー管理表のQ&A📝

札幌市南区の小児科・小児外科も対応する
小児クリニック「はれにこキッズクリニック」です。

アレルギー検査は「毎年やるもの」ではなく、“生活を安全にするために必要な時だけ”行います。
管理表は「検査の数値」より「実際の症状」と「園・学校での対応」をハッキリ書くことが重要とされています。

Q1. アレルギーの血液検査(IgE)は、毎年した方が安心?

A. 毎年の“習慣”としては不要です。
血液検査は「次にどうするか(除去を続ける?少し食べる?負荷試験を考える?)」を決める材料の1つで、検査だけで食べて良い・ダメを決めるものではありません。

Q2. じゃあ、検査の頻度の目安は?

A. 目安は“症状や方針が変わる時”です。
たとえば「食べられる量が増えてきた」「園・学校の書類を更新したい」「症状が変わった」など、判断材料が必要な場面で行うのが基本です。

Q3. 検査をした方がよいタイミングは?

A. よくあるのはこの4つです。

  1. 初めて症状が出た(じんましん、咳、嘔吐、ぐったり等)
  2. 食べられる量が増えた/減った
  3. 園・学校の管理表を「変更」したい
  4. 負荷試験(食べる試験)を検討したい(当院ではKKR札幌医療センターへ紹介を行なっています)

Q4. 数値が高い=絶対に食べられない?

A. 直結しません。
血液検査は「反応しやすさのヒント」。本当に大切なのは、「食べた時にどうなったか(症状)」と、「どれくらい食べたか(量・加熱)」です。

Q5. 数値が低い(陰性)=もう安心?

A. これも直結しません。
「陰性でも症状が出る」「陽性でも食べられる」ことがあるので、「家庭での“食べられた実績」がとても重要です。

Q6. 園・学校に出す「アレルギー管理表」って何?

A. 園・学校が迷わず動けるようにする“安全の説明書”です。
「学校生活管理指導票」とも呼ばれます。
文部科学省の資料でも、医師の診断に基づく管理指導表で対応することが示されています。

Q7. 管理表は「検査結果」があれば書ける?

A. それだけだと危険です。
園・学校が必要なのは、

  • 何が原因か
  • どこまで避けるか
  • 出たらどうするか
    の3点です。

Q8. 管理表に書くべき“最重要ポイント”は?

A. 迷ったら、この3行で整理すると分かりやすいです。

  • 原因: 卵(例:加熱はOK/生はNG など)
  • 起こる症状: じんましん、咳、嘔吐、ぐったり(過去に出たもの)
  • 対応: まず内服 → 改善しない/息苦しい/ぐったりなら救急要請+(必要なら)エピペンを使うのか?など

Q9. 「どこまで除去」を書くコツは?

A. “完全NG”か“条件つきOK”かをハッキリ分けます。
例:

  • 「加熱卵は家庭で〇gまで食べられる」
  • 「マヨネーズは未摂取」
    園・学校は医療の場ではないので、迷いが少ない書き方が安全につながります。

当院では、お互いの心配を最小限にするために、初めて記載・提出する場合には園や学校では除去とし、自宅もしくは医療機関で食べられることを確認できたものから徐々に除去解除することを勧めています。

Q10. 「食べたことがない食品」も全部除去にした方が安全?

A. 安全第一と何でもかんでも“全部除去”は、保育園や幼稚園、学校も困ってしまいます。
この場合には食事の提供などは行えず、自宅からお弁当持参を指示される場合があります。
「未摂取」は未摂取として整理し、必要なら医療機関で段取りを決めます。

Q11. 管理表は毎年出す必要がある?アレルギー検査は必要?

A. 園・学校から毎年求められることが多く、更新も大切です。
特に、入学・進級・転園、または「食べられる量が増えた」「薬が変わった」時は、内容更新が安全です。 この時に症状に大きな変化があった、最近、食事で皮疹が出ることが多くなったなどの変化があれば、再度検査をする意味はあると思います。
しかし、特に症状に変化がなく、方針も変わらないようであれば、必ずしも毎年検査を行う必要はありません。

【6歳未満のアレルギー検査に関する大切なお知らせ】

Q12. 受診前に準備するとスムーズなものは?

A. このメモがあると一気に整理できます✍️

  • 食べた物と量(例:卵焼き1/4)
  • 何分後にどうなったか(例:15分後にじんましん)
  • 家で何をしたか(例:薬で改善した/しない)
  • 園・学校の書式と締切

まとめ

検査の回数より、「生活をどう安全にするか」が本題です。
管理表は「数値」より「症状」「除去の範囲」「緊急時の動き」を、短く具体的に伝え、事故を予防するためのものです。

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