札幌市南区の小児科・小児外科のはれにこキッズクリニック

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インフルエンザA型・B型:違いと受診の目安(Q&A)

インフルエンザA型・B型:違いと受診の目安(Q&A)

外来でよくいただく「AとBって何が違うの?」「同じ冬に2回かかる?」といった疑問を、Q&A形式でまとめました。

Q1. 「インフルエンザA」と「B」って、同じ病気?

A. 同じ“インフルエンザ”ですが、実は別のグループ(別系統)です🦠
A型とB型はウイルスの分類が違い、免疫の効き方も同じではありません。クリニックの診療では治療に大きな差は出ませんが、感染拡大の流行を認識するために、検査でA/Bが分かることには意味があります。

Q2. A型のほうが「大流行」しやすいのはなぜ?

A. A型は、人だけでなく鳥・豚など複数の動物にも広がるのが大きな理由です🐦🐷
動物由来のウイルスと遺伝子が混ざって大きく変化すると、世界的流行(パンデミック)につながり得ます。

Q3. 「抗原ドリフト」「抗原シフト」って何?

A. ざっくり言うと、小さな変化=ドリフト/大きな変化=シフトです🔁

  • ドリフト:少しずつ姿が変わり、毎年の流行を作りやすい
  • シフト:A型で起こり得る“大変身”。人の免疫が追いつかず大流行につながり得る
    この違いが「A型は暴れ方が派手になり得る」の背景です。

Q4. B型はパンデミックが起きにくい?なら軽い?

A. パンデミックは起きにくい傾向でも、軽いとは限りません⚠️
B型も毎年の流行を作り、しっかり高熱・強い倦怠感が出ます。重症化リスクは年齢や基礎疾患で変わります。

Q5. A型にかかったら、同じシーズンにB型はもう大丈夫?

A. 大丈夫とは言えません🙅‍♀️
A型とB型は別系統なので、Aでできた免疫がBに強く効くわけではありません。同じ冬に「A→B」「B→A」が起こることもあります。

Q6. B型には「2つの家系」があるって本当?

A. 本当です。B型は主にB/Victoria と B/Yamagata の系統に分けられます🌿
ただ近年、B/Yamagataは世界の監視体制で長く検出されていないとされ、ワクチンの構成にも影響が出ています。

Q7. 症状だけでA型・B型は見分けられる?

A. 症状だけでの見分けは難しいです😷
発熱、咳、のどの痛み、頭痛、だるさ、筋肉痛などはA/Bどちらでも起こります。診断は検査や周囲の流行状況も合わせて判断します。

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Q8. 「B型は胃腸症状が多い」って聞いたけど?

A. そう感じる年はありますが、AでもBでも嘔吐・下痢は起こり得ます🍚
特に子どもは高熱や食欲低下に伴って吐きやすく、型だけで決めつけないほうが安全です。水分が取れないときは早めの受診が役立ちます。

Q9. 迅速検査は「発熱から12時間待たないとダメ」?

A. “必ず12時間待つ”はルールではありません🧪
しかし、迅速抗原検査は便利な一方、発病初期などウイルス量が少ない時期は陰性になることがあるため、陰性=否定というわけにはいきません。正確な診断を求めているのであれば、当院では発熱から12時間以降の検査をお勧めしています。
症状が強い・家族内で流行中などは、再検や別の検査、総合判断が必要になります。

Q10. A陽性・B陽性って、臨床的にどれくらい重要?

A. 一般的には大きな違いは感じないと思います🧭
ただ、「別系統」なので、同一シーズンの再感染の説明がしやすくなります。加えて、迅速検査はBの検出感度がAより低いこともあり、結果の解釈(陰性の扱い)に差が出る点も重要です。

Q11. 抗インフルエンザ薬は、いつ始めると効果が高い?

A. 目安は発症から48時間以内の開始です⏱️
適切な時期に始めると、発熱期間が1〜2日短くなり、ウイルス排出量が減るとされています。重症化リスクが高い子、症状が強い子は特に早めの相談が有利です。 48時間以降も内服してはいけない理由はありませんが、効果は低いため、当院ではお勧めしておりません。

Q12. 家族にうつさないために、家で一番効くことは?

A. 「全部を消毒」より、飛沫+手指+換気の3点が効率的です🏠

  • 近距離では不織布マスク(できる範囲で)
  • 触ったら手洗い、共有タオルは避ける
  • 定期的な換気、看病する人をできるだけ固定
    基本はシンプルで、続けられる形が勝ちです。 (感染症情報提供サイト)

Q13. いつから登園・登校できる?

A. 学校保健安全法の基準では、「発症後5日」かつ「解熱後2日(幼児は3日)」を経過するまでが出席停止の目安です📅
ポイントは「受診日」ではなく、症状が始まった日が発症日になること。園や学校で書類や運用が異なることもあるため、最終確認は施設側や職場へ。

受診の目安(迷ったときのチェック)🆘

  • 呼吸が苦しそう/顔色が悪い
  • 水分が取れない、尿が極端に少ない
  • ぐったりして反応が鈍い、けいれん
  • 解熱後に再び高熱、強い咳が悪化(肺炎などの心配)
  • 意識がおかしい、言動が普段と明らかに違う(急性脳症も含め注意) (感染症情報提供サイト)

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