口がかゆい…それ、花粉と関係?

札幌市南区の小児科・小児外科も対応する
小児クリニック「はれにこキッズクリニック」です。
今回は、小学校に上がったお子さんを育てているご家族からよくいただくご相談です。
この時期になると、
「りんごをかじったら、口の中がムズムズするみたいなんです」
「キウイでのどがイガイガするというのですが」
「でも加熱したジャムは平気らしい…?」
子どもの単なる好き嫌いだと思っていた、、、なんて、思い当たることありませんか?
それ、花粉症とつながっている食物アレルギーかもしれません。
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「花粉-食物アレルギー症候群(PFAS)」ってなに?
PFAS(ピー・ファス)は 花粉のアレルギー(花粉症)を持つ人が、似た形の成分をもつ果物や野菜を食べたときに、口やのどに症状が出るタイプのアレルギーです。
昔は「口腔アレルギー症候群(OAS)」とも呼ばれていました。
名前はちょっと難しいですが、仕組みはシンプルです。
こんな症状、ありませんか?
多いのは 「口の中〜のどの“局所症状”」です。
- 口の中がかゆい、ピリピリする
- 唇が腫れる感じ
- のどがイガイガする
- くしゃみ、鼻水が出る(食後すぐ)
そしてPFASの特徴がこれ👇
✅ 生(なま)だと症状が出るのに、加熱すると平気なことが多い
(加熱でアレルギーの原因成分が壊れやすいため)
どの食べ物が関係しやすい?
花粉の種類によって、反応しやすい食べ物が違います。
代表例はこんな組み合わせです(※人により違います)。
①(カバノキ系の花粉)× 果物系
- りんご、もも、さくらんぼ、梨、キウイ など
②(ブタクサ系など)× ウリ系
- メロン、スイカ など(+人によってバナナ等)
③(ヨモギ系など)× 野菜・香辛料系
- セロリ、にんじん など(+スパイスで出る人も)
北海道・札幌では、花粉症のタイプによってこのあたりが“つながる”ことがあります。
「花粉症あるかも?」×「生の果物で口がかゆい」なら、PFASを疑う価値ありです。
超重要:PFASでも“危ない症状”はある
PFASは軽いことが多い一方で、まれに全身症状が出ることがあります。
次が出たら 迷わず救急レベルです。
🚨 危険サイン(1つでもあれば要注意)
- 息が苦しい、ゼーゼーする
- のどが締まる感じ、声が出しにくい
- 全身にじんましん
- 強い腹痛、嘔吐、ぐったり
- 顔色が悪い、ふらつく
「口だけ」だと思って放置して、たまたまその日に体調が悪かったり運動したりすると悪化するケースもあるので、一度でも全身症状があった人は相談してください。
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家でできる“対策”
症状が軽い場合、次の工夫でラクになることがあります。
- 生を避ける/加熱して食べる(加熱OKならかなりPFASっぽい)
- 皮をむく(皮付近に多いことがある)
- 花粉が強い時期は いつもより反応が出やすいことがあるので無理しない
- 症状が出た食べ物は、「何を」「どれくらい」「生か加熱か」「症状は何分後」をメモ
※自己判断で「完全除去」を続けると、食べられるものまで減ってつらくなることも。
“必要な範囲だけ”を一緒に決めるのがコツです。
病院では何をするの?
PFASは、問診(いつ・何で・どんな症状か)がとても大事です。
必要に応じて
- 血液検査(特異的IgE など)
- 皮膚テスト(はれにこキッズクリニックでは行なっていないため、ご希望の際は基幹病院を紹介します)
- 食べ方の工夫の相談
- リスクが高い人はアドレナリン自己注射の検討
などを組み合わせます。
よくあるQ&A
Q. 子どもでもPFASになる?
A. なります。特に花粉症がはっきりしてくる学童期〜思春期以降で相談が増えやすいです。
Q. “毎回”じゃないのはなぜ?
A. 花粉の時期、体調、量、食べ方(生・加熱)で反応の出方が変わることがあります。
Q. 口がかゆいだけなら放置でいい?
A. 軽いことも多いですが、原因の見極めと危ないサインの確認はした方が安心です。
特に「のどの違和感が強い」「息が苦しい方向にいく」「全身に症状が出た」なら必ず受診を。
受診の目安(これがあれば相談おすすめ)
- 生の果物・野菜で 口〜のどの症状が繰り返す
- 花粉症がある(または疑い)
- 反応が強くなってきた/食べられるものが減ってきた
- 全身症状が出たことがある(これは優先度高)
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