子どもの乾燥肌や肌のかゆみ…保湿剤は?ステロイド以外は!?

お子様の肌がこの冬とても乾燥して、最近は「かゆい」と言っています。
勧められたステロイドには少し抵抗があって…保湿剤だけでなんとかできませんか?
はれにこどもクリニックのコラムをご覧いただきありがとうございます。
今回は、冬に多くなる子どもの乾燥肌とその保湿ケアについて、実際のご相談をもとにわかりやすく解説していきます。
🔍 ポイント
- 保湿剤は「塗る量」と「タイミング」がとても重要です。
- ステロイド以外にも、コレクチム軟膏やモイゼルト軟膏といった選択肢があります。
- 抗ヒスタミン薬を併用することで、かゆみの悪循環を断ち切ることが可能です。
🧠 なぜそれが大事なの?
子どもの肌は大人に比べて水分を保つ力が弱く、秋〜冬の乾燥時期には皮膚のバリア機能が低下しやすくなります。
その結果、「かゆみ」や「湿疹」が出やすくなり、かいてしまうことで炎症が悪化し、さらにかゆみを引き起こすという悪循環に陥りがちです。
「ステロイドは使いたくない」というお気持ちもよくわかります。
ただ、最近はステロイド以外の薬剤も増えてきており、症状やご家族のご希望に応じて、治療の幅が広がっています。
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📌 具体的な方法と選択肢
🧴 保湿剤の使い方を見直してみませんか。
- 塗るタイミング:お風呂あがり5分以内が理想。水分が肌に残っているうちに保湿剤で“ふた”をしましょう。
- 塗る回数:朝と夜の1日2回。乾燥がひどい日は昼にも追加。
- 塗る量:片腕・片脚にティースプーン1杯が目安。しっかり塗り込んでベタベタするくらいでOK。
- 塗り方:毛の流れに沿って、やさしくなでるように塗りましょう。こすりすぎは刺激になるのでNG。
💊 ステロイド以外の塗り薬もある
ステロイドに抵抗がある方へは、以下のような非ステロイド系の外用薬という選択肢があります。
- モイゼルト軟膏(PDE4阻害薬)
・生後3ヶ月から使用可
・炎症を抑えるが、ステロイドよりやや穏やか
・副作用が少ない - コレクチム軟膏(JAK阻害薬)
・2歳以上から使用可
・モイゼルトより効き目が強いケースも
・顔や手など日光が当たる部分は使用に注意
注意点:これらの薬は子ども医療証の対象外の場合、薬代が高くなることがあります。
また、炎症が強い時には効果が十分でないこともあるため、使い方のバランスが大切です。
😣 かゆみを抑える薬も併用を
かゆみが続くと、ついひっかいてしまい、肌のバリアがさらに壊れてしまいます。
抗ヒスタミン薬(飲み薬)を併用することで、かゆみをコントロールし、皮膚の修復を助けます。
- 夜のかゆみが強い子に有効
- 眠気が出ることもあるため、使用は医師と相談を
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🌼「少しの見直し」で改善することもあります
実際に当院では、
「ずっと病院には通っていたのに、なかなか良くならなくて…」
「いろんな薬を試したけど、またぶり返してしまう…」
というお悩みでご相談に来られた方もいらっしゃいます。
そういった方の中には、保湿のタイミングや量、塗り方を少し工夫しただけで、症状が大きく改善したケースも少なくありません。
もちろん、これまでの治療やご家庭でのケアはとても大切な積み重ねですし、他院の先生方のご判断も尊重しています。
ただ、いきなり強い薬や高額な治療に進む前に、基本のスキンケアを見直してみることが、実はとても有効な場合もあるのです。
「お肌の今」に合ったケアを、私たちと一緒に見つけてみませんか?
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🧭 こんな時は受診をおすすめします
- 保湿してもかゆみが続く
- 夜、眠れないほどかゆがる
- 肌が赤く、ジュクジュクしている
- 今の治療が合っているか不安
診察では、保湿剤の選び方から塗り方のアドバイスまで、お話しさせていただきます🍀
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👨⚕️ クリニックから一言
コラムは日々の診療経験とガイドラインを参考に執筆しています。
お子さんの皮膚トラブルに悩む保護者の方が、安心して育児に向き合えるよう、これからも役立つ情報を発信していきます。
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📖 参考
- 日本皮膚科学会 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2023)
- 厚生労働省:子どものスキンケア指導