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寒冷地の子どもの便秘|北海道・札幌の環境との関係

寒冷地の子どもの便秘|北海道・札幌の環境との関係

こんにちは。
札幌市南区の小児科・小児外科も対応する、便秘診療ガイドライン作成にも関わっている小児クリニック「はれにこキッズクリニック」です。

北海道の冬の便秘は、「水分」「運動」「我慢」だけでは説明しきれません。生活環境が“便意を消す装置”になっていることが、実はよくあります。

積雪寒冷期は屋外活動が減りやすいことも指摘されています。
以下、親御さんがハッとしやすい“原因の見立て”と、今日から役立つ知識をQ&Aでまとめます🧡

Q1. 冬だけ急に便秘になるのは、なぜ?❄️

A. 「暖房の乾燥+隠れ脱水」で、便の水分が静かに抜けるからです。
喉が渇かないのに、呼気や皮膚から水分は失われます。結果、腸の中で水分が吸い取られて便が硬くなりやすい…これも冬の定番パターン。

乾燥は肌荒れだけではなく、便秘にも影響します。
✅️札幌の子ども肌荒れ、保湿不足じゃない…原因は家の乾燥❓️

Q2. “水分は味噌汁やスープで摂れてる”のに硬い…どうして?🍲

A. 汁物は水分にもなる一方、塩分が多いと体が水を抱え込みにくくなることがあります。
さらに冬は「飲み物を手に取る回数」が減りがち。
対策:起床後・帰宅後・入浴後の3回だけ、コップで水分補給と決めてみると、改善しやすいです。

Q3. 札幌の家庭に多い“盲点”ってある?🏠

A. トイレが寒い=便意のたびに“我慢の練習”になってしまうこと。
我慢が続くと便が直腸に溜まり、便意が鈍くなり、さらに出にくくなる悪循環に入りやすいです。
トイレ暖房・足元マット・上着OKで「寒さの罰ゲーム」の解消が、便秘解消につながるかもしれません。

Q4. “厚着”も便秘に関係する?🧣

A. 関係します。トイレ動作が面倒で、子どもほど我慢しやすいから。
つなぎ・オーバーオール・スキーウェアは、便意→排便までの時間を伸ばします。
親御さんも、「もう少しでお家に着くから我慢して!」と言った記憶はありませんか?僕も自分の子供に何度も言ったことがあります。。。
対策:冬は「脱ぎやすい服」が便秘予防。通園・通学日は特に効きます。

Q5. 雪で外遊びが減ると、腸はそんなに動かない?⛄️

A. 動きにくくなります。腸は“揺れ”と“腹圧”で目が覚めるタイプです。
積雪寒冷期は屋外活動機会が減りやすいという報告があります。
対策:室内での運動習慣は、短くても効果的です。

Q6. 「朝は時間がない」も原因?🌅

A. はい。冬は暗くて起きづらく、朝食が遅れると“朝の便意チャンス”を逃しがちです。
対策:朝食→5〜10分座るをルール化(足台で“前かがみ姿勢”を作ると出やすい)。

Q7. “食物繊維を増やしたのに悪化”はなぜ?🥦

A. 水分不足のまま繊維だけ増えると、便がさらに固くなることがあるから。
これは、勉強熱心な人ほどハマりやすい落とし穴かもしれません。
「食事はかなり気をつけています。離乳食にも食物繊維はしっかり入れています。それでも便秘で…」——そんな声、実はよく聞きます。

冬は乾燥で“隠れ水分不足”になりやすいので、繊維だけ増やすと便がかえって硬くなることがあります。
だからこそ基本は、「水分+食物繊維+少量の油分」のセットです。

Q8. 便秘が続くと「漏れる・パンツが汚れる」って本当?🩲

A. 本当です。硬い便が栓になり、その周りを柔らかい便が漏れることがあります。
「毎日緩い便が少量出ています、数カ月下痢が続いて悩んでいます。。。」これは“便秘”かもしれません。“腸の状態”の問題なので、便秘と気づいて、早めに環境を整えるほど回復が早いです。

Q9. トイトレ中に悪化しやすいのは、なぜ?🚽

A. 失敗や痛みの経験で「排便=怖い」が刷り込まれると、便意を我慢する行動が強まりやすいからです。
トイレトレーニングを始めた途端に便秘になるのは珍しくありません。
我慢 → 便が太く硬くなる → 痛い → 痛いからさらに我慢…という悪循環が、慢性化の中心になります。

「トイレで出せるように」と頑張るあまり、嫌がるのに座らせたり、我慢させたりすると、それ自体がきっかけになることもあります。

対策:トイトレと便秘は別問題。まずは“便を柔らかくして痛みゼロ”が最優先です。
トイレでの排便は焦らず、ゆっくりで大丈夫。強く嫌がる時期は、いったんオムツに戻してOKです。

Q10. どのタイミングで受診がいい?📌

A. “硬くて痛い”が続く時点で、早めの相談が近道です。
ガイドラインでも、生活習慣だけで長引く場合は治療を組み合わせて悪循環を断つ考え方が示されています。
✅️なぜ?最初はグリセリン浣腸?“クセ”にならない?

Q11. 浣腸や下剤はクセにならない?💊

A. 目的と種類次第です。
グリセリン浣腸は適切な使い方なら“クセ”になりにくい、刺激性下剤は長期連用を避ける—という整理がされています。はれにこキッズクリニックでは浣腸は年齢・体重・便の状態に合わせて外来で使用量を決めています。

Q12. 北海道の冬に効きやすい“お家での対策”は?✨

A. 「トイレの寒さ対策」と「飲むタイミング固定」の2本立てが最短ルートかもしれません。
便秘は根性ではなく環境設計。
もうひと工夫、家での仕組みを変えると、子どもがラクになる可能性があります。

🐥便秘で相談: 予約

参考(情報ソース)

  • 小児慢性機能性便秘症 診療ガイドライン(日本小児栄養消化器肝臓学会/日本小児消化管機能研究会)(jspghan.org)
  • 便意の我慢→悪循環(便秘が固定化する説明)(MSD Manuals)

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