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便秘
小児外科
💊 小児で使われる代表的な下剤の解説 💊

🌊 浸透圧性下剤(腸に水分を集めて便を柔らかくするタイプ)
👉 比較的安全で、毎日使っても依存性が少ないタイプです。自然に近い排便を促すため、慢性的な便秘に向いています😊
🔸 ラクツロース(商品名:モニラック、ラクツロースシロップ)
- 特徴:糖類を主成分としたシロップ。腸内で発酵し、酸を生じて腸内pHを下げることで腸の動きをやさしく促進✨
- 味:やや甘く、子どもでも飲みやすい🎵
- 使用例:
▶ 数日に1回しか便が出ないときに、1日1回5~10mlで調整🍼
▶ 便を少しずつ柔らかくしたいときにおすすめ
🔸 マクロゴール製剤(商品名:モビコール、小児用モビコール)
- 特徴:モビコールは「マクロゴール4000」という成分を含み、腸に水分を引き寄せて便を柔らかくする作用があります💧。腸を直接刺激しないため、依存性や習慣性がなく、小児でも安心して長期間使用可能です😊
- 使い方:粉末状で、1包を約60mLの水やジュース、ミルク、スープなどに溶かして飲ませます🥤🍎🥣
👉 味やにおいがほとんどないため、飲み物や食べ物の味を邪魔しません♪
👉 水以外の溶媒でもOKなので、お子さんが飲みやすい方法で工夫して大丈夫です👌 - 副作用:非常に少なく、まれに便がゆるくなる程度。安全性が高く、多くの便秘治療ガイドラインでも推奨されています✨
- 使用例:
▶ コロコロ便が続いたり、排便回数が少ないときに1日1~2包を溶かして使用
▶ 食物繊維のように自然な排便をサポート🌿
🔸 酸化マグネシウム(商品名:マグミット、カマグ)
- 特徴:腸管内に水分を引き寄せて便を柔らかくする作用があります💧。腸を刺激せず、自然な排便を促すため、長期使用にも向いています✨
- 注意点:腎機能に問題がある場合には使用を慎重にする必要がありますが、一般的には安全性の高い薬です👍
- 使用例:
▶ 便秘傾向があるときに、1日100~300mg程度から開始し、便の様子に応じて量を調整
▶ 粉末や錠剤タイプがあり、年齢や飲みやすさに応じて使い分けられます💊
⚡ 刺激性下剤(腸を直接刺激して排便を促すタイプ)
👉 排便のタイミングを確実にしたいときに有効ですが、長期間の使用は控えるべきです⚠️。医師の指導のもと使用しましょう👩⚕️✨
🔸 センナ・センノシド(商品名:プルゼニド、アローゼン)
- 特徴:大腸を直接刺激して、強制的に排便を促すタイプ🔥 夜に服用すると翌朝に効果が出やすい⏰
- 使用例:
▶ 3日以上排便がなく、お腹の張りが強いときに短期間使用(1日0.25〜0.5錠)
▶ 習慣化しないよう、連日使用は避けることが大切です
🔸 ピコスルファートナトリウム(商品名:ラキソベロン)
- 特徴:無味無臭の液体タイプ。少量で使いやすく、乳児にも対応可能🍼 腸の動きを刺激して便を出します
- 使用例:
▶ 便秘傾向が出てきたときに、3~5滴から使用開始
▶ 用量が調整しやすいため、初期介入に便利ですが、継続使用には注意💡
🔸 ビサコジル(商品名:テレミンソフト、コーラックなど)
- 特徴:坐薬タイプあり。肛門から入れて腸を直接刺激するので、即効性あり⚡
- 使用例:
▶ グリセリン浣腸で効果が乏しい場合に、排便を促したいとき
▶ 坐薬は痛みがあることもあるため、嫌がる子どもには無理に使わないよう注意🙅♀️
👇️他の下剤についても知りたいというリクエストが有れば、情報を追加いたします
https://harenico.com/contact/