40度の高熱|夜に上がったらどうする?

小児科・小児外科も対応する札幌市南区の、はれにこキッズクリニックです。
夜に熱が上がると、不安が増してきます🌙
ただ、子どもの発熱は「夕方〜夜に上がり、朝に下がりやすい」特徴があります。
熱の数字だけで危険とは判断できません。
このページは「夜に上がった瞬間、何を見て、どう動くか」をQ&Aで整理します。
原因の全体像は👇の記事で詳しく解説しています。
多くの自治体では夜間急病センターや小児救急電話相談が利用できます。
「どこへ行けばいいか」と迷ったときは、救急安心センターさっぽろ(短縮:#7119、または 011-272-7119)、小児救急電話相談(#8000)もご利用ください。
夜に40度近い高熱になったとき
Q1. 夜に40度…まず最初に確認することは?
①意識(呼びかけへの反応)②呼吸(苦しさ・ゼーゼー)③水分(飲めているか)④顔色(青白い・まだら)——この4点を最初に確認してください。
「数字」より「全身の様子」が大切です🧭
Q2. 40度って、熱だけで脳に影響が出る?
発熱そのものが原因で後遺症が残ることは、通常ほとんどありません。
気にすべきは熱の高さより「ぐったりが強い」「呼吸が苦しそう」「水分が入らない」といった別のサインです🚨
Q3. 震えている。冷やす?それとも温める?
震えて手足が冷たいときは「熱が上がり途中」のサインです。まずは温めましょう🧣
震えが止まり、手足が温かくなって汗が出てきたら、薄着にして「首・脇・太ももの付け根」をやさしく冷やします。
Q4. 解熱剤は夜の40度で必ず使う?
必ずではありません。目標は「平熱に戻す」ことではなく、「つらさを減らす」ことです💊
眠れている・水分が取れている・会話ができるなら、急がず見守りでも構いません。
反対に、苦しくて眠れない・水分が入らないときは、楽にするために使う価値があります。
Q5. 寝ている子を起こしてまで解熱剤を入れる?
起こす必要はありません。睡眠は回復にとても大切です😴
ただし、うなされて何度も起きる・呼吸が苦しそう・水分が全く取れないときは、起こしてでも解熱剤+水分補給を検討します。
Q6. 解熱剤を入れたのに、1時間で下がらない。失敗?
失敗ではありません。下がり方には個人差があり、1〜2時間で「少し楽になる」程度のこともあります。
体温の数字より、表情が和らぐ・水分が飲める・眠れる、の変化を目安にしてください🌿
Q7. 夜の水分補給、何をどれくらい?
一気飲みより「少量をこまめに」がコツです🥤
5〜10分おきに一口ずつ。OS-1などの経口補水液・麦茶・薄めたジュース・ゼリーも役立ちます。
嘔吐があるときは、吐いてから30分ほど休ませ、小さじ1杯の水分から再開しましょう。
Q8. 「汗をかかせて熱を下げる」は正しい?
熱が上がり途中に厚着で汗をかかせると、つらさが増えることがあります。
室温は20度前後、冬などは乾燥しやすい季節なので湿度50〜60%を目安に整えることも大切です🌬️(加湿器や濡れタオルが有効です)
Q9. 夜に上がって、朝に下がった。保育園・学校へ行ける?
朝だけ下がるのは珍しくありません。再上昇しやすいため、「解熱剤なしで24時間」様子を見るのが安全です🏫
施設ごとの登園・登校基準も必ず確認してください。
解熱して2日経過したら、登園・登校可としている施設が多いです。
Q10. 夜間、受診の目安は?🚑
次のいずれかがあるときは、夜間でも受診を検討してください。
- 呼吸が苦しい(肩で息、唇が紫、ゼーゼーが強い)
- ぐったりして起こせない・反応が鈍い
- 水分がほぼ取れず、尿が極端に少ない
- けいれんが続く、または何度も繰り返す
- 激しい頭痛・首が硬い・強い嘔吐が続く
多くの自治体では夜間急病センターや小児救急電話相談が利用できます。
「どこへ行けばいいか」と迷ったとき、救急安心センターさっぽろ(短縮:#7119、または 011-272-7119)、小児救急電話相談(#8000)を最初の一手にするのが安心です。
Q11. 夜に熱が上がった。翌朝まで待って受診でいい?
危険サインがなく、水分が取れて眠れているなら、翌朝の受診でも間に合うことが多いです🕊️
ただし「不安で見守れない」「初めての高熱」「基礎疾患がある」「生後3か月未満」などは、夜の時点で相談する価値があります。
Q12. 「インフル・コロナ・溶連菌が陰性」でも夜に40度はあり得る?
あります。検査で特定できないウイルスでも、免疫反応が強いと高熱になります。
「陰性=安心」でも「陰性=放置」でもなく、全身状態で判断することが大切です🔍
原因の全体像は👇の記事にまとめています。
まとめ ✅
- 体温の数字より「呼吸・意識・水分・顔色」を先に確認する
- 解熱剤は「平熱に戻す」ためではなく「つらさを減らす」ために使う
- 迷ったときは札幌市では19時以降は夜間急病センター→必要なら2次救急へ、の流れ
- 急病センターが繋がらないなら、救急安心センターさっぽろ(短縮:#7119、または 011-272-7119)や小児救急電話相談(#8000)に電話する
🌿 クリニックからのひとこと
夜中に熱が上がると、数字ばかりが気になってしまいますよね。でも大切なのは「この子、今どんな様子か」です。水分が取れて、眠れていて、呼びかけに反応しているなら、まずは落ち着いて見守ってください。判断に迷ったとき、朝になったらいつでも相談においでください。
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参考情報
- 厚生労働省:感染症情報・新型コロナ関連Q&A等(感染期間・療養の考え方)
- 日本小児科学会:小児の発熱・感染症診療に関する考え方(保護者向け情報を含む)
- 文部科学省:学校保健安全法施行規則(出席停止の考え方)