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【徹底解説】インフルエンザワクチンQ&A お子様の接種前に知りたい疑問、解決します!

【徹底解説】インフルエンザワクチンQ&A お子様の接種前に知りたい疑問、解決します!

「いつ打つのがベスト?」「副反応が心配…」「卵アレルギーだけど大丈夫?」

大切なお子様のことだから、気になることがたくさんありますよね。

きっと悩んでいることはみんな一緒のはず。

このページでは、パパ・ママからよく外来や問い合わせメールで寄せられるインフルエンザワクチンに関する質問にお答えします!


🗓️ これってどうなの?効果と接種時期のこと

❓Q1. インフルエンザワクチンは、なぜ毎年接種する必要があるのですか?

💡A1. 理由は大きく2つあります。

1つ目は、インフルエンザウイルスは毎年少しずつ姿を変える(変異する)ため、その年に流行するタイプを予測して作られた新しいワクチンが必要になるからです。

2つ目は、ワクチンの効果が約5か月で少しずつ弱まってしまうため、流行シーズン前に毎年接種して、しっかり免疫を準備してあげることが大切です。

❓Q2. ワクチンの効果は、接種後どのくらいで現れ、どのくらい続きますか?

💡A2. 注射の不活化ワクチンは接種してから、体がインフルエンザウイルスと戦う準備(抗体)ができるまで、だいたい2週間ほどかかります。効果の持続期間は個人差もありますが、約3~5か月です。冬の流行に備えて、11月中旬頃までには接種を終えておくと安心です😊
経鼻生ワクチンも接種してから交代ができるまでは2週間ほどかかります。効果の持続については様々な論文報告がありますが、6ヶ月から12ヶ月と報告されています。

❓Q3. 今年のワクチンは、いつ頃接種するのが最適ですか?

💡A3. 日本では12月~3月頃にインフルエンザが流行することが多いです。そのため、免疫がしっかり準備できている状態にするために、10月から11月中旬までに接種を完了するのがベストタイミングです👍

❓Q4. ワクチンを打てば、インフルエンザに絶対にかかりませんか?

💡A4. ワクチンを打っても、残念ながら100%かからなくなるわけではありません。でも、もし感染してしまっても、高熱や咳などの症状が軽く済んだり、肺炎や脳症といった怖い合併症を防ぐ「重症化予防」に大きな効果が期待できます。お子様の体を守る大切なお守りのようなものですね✨

❓Q5. ワクチンの効果を高める方法はありますか?

💡A5. とっても良い質問ですね!ワクチンの効果を最大限に引き出すには、体調の良い日に接種するのが一番です。接種した日は激しい運動を避けて、お家でゆっくり過ごさせてあげてください。もちろん、ワクチンだけでなく、普段からの手洗いやうがいも忘れずに行いましょう!🧼


🩹 もしもの時は?副反応と安全性

❓Q6. ワクチンの副反応には、どのようなものがありますか?

💡A6. 接種した腕が赤くなったり、腫れたり、少し痛むことがありますが、これは体が頑張って免疫を作っているサインです。ほとんどは2~3日で自然に良くなります。まれに熱が出たり、だるさを感じたりすることもありますが、こちらも心配いらないことが多いです。
昨年は、経鼻生ワクチンを接種した場合にインフルエンザ様症状が出ることがあり、接種後の検査で陽性反応がでてしまったため、ワクチンのせいで感染したのでは?と思われた方もおられました。しかし、予防接種で使用される生ワクチンは弱毒化されており、実際に感染を起こすことはないとされています。

❓Q7. 接種後、腕が腫れて痛がるのですが、どうすればよいですか?

💡A7. 痛がったり、痒がったりする場合は、冷たいタオルなどで優しく冷やしてあげると楽になりますよ。もし腫れがひどかったり、何日も痛みが続くようなら、遠慮なくクリニックにご相談ください。

❓Q8. 妊娠中や授乳中でも、ワクチンを接種できますか?

💡A8. はい、妊娠中・授乳中の方も接種できますし、むしろ推奨されています。ママがワクチンを接種することで、生まれてくる赤ちゃんにも免疫をプレゼントできます🎁 使用するワクチンは、お腹の赤ちゃんや母乳に影響のない「不活化ワクチン」なのでご安心ください。

❓Q9. 卵アレルギーがありますが、ワクチンを接種しても大丈夫ですか?

💡A9. 現在のワクチンは高純度に精製されているため、アナフィラキシーのような重い卵アレルギーでなければ、ほとんどの場合で安全に接種できます。必ず接種前の問診で、アレルギーについて詳しくお聞かせください。医師がしっかり判断しますので、ご安心ください。

❓Q10. ワクチンを接種してはいけないのは、どんな時ですか?

💡A10. 37.5℃以上の熱がある時や、ひどい咳や下痢などで体調が悪い時は接種できません。また、過去にインフルエンザワクチンで重いアレルギー反応を起こしたことがあるお子様も接種はできません。持病があるお子様は、かかりつけ医とよく相談して決めましょう。


🔢 回数や費用はどうなるの?

❓Q11. 子どもが2回接種なのはなぜですか?間隔はどのくらいあけますか?

💡A11. 13歳未満のお子様は、大人に比べて1回の接種だけでは十分な免疫がつきにくいため、2回接種することでしっかりと免疫レベルを上げてあげます💪 接種間隔は2~4週間あけるのがおすすめです。特に4週間あけると、より効果的だと言われています。

❓Q12. 2回目の接種が予定より遅れてしまいました…効果はありますか?

💡A12. 大丈夫ですよ!推奨期間を過ぎてしまっても、効果がなくなるわけではありません。気づいた時点で、なるべく早く2回目を接種しましょう。

❓Q13. 接種費用はいくらですか?助成はありますか?

💡A13. インフルエンザワクチンは自費診療となり、クリニックによって費用が異なります(一般的に3,000円~10,000円程度)。当院では注射の不活化ワクチンは年齢にかかわらず、3500円です。経鼻生ワクチンは9000円となっております。お住まいの市区町村によっては、お子様の接種費用を助成してくれる制度がある場合もあります。ぜひ、市区町村のホームページなどをチェックしてみてください💰


💉 他のワクチンや病気との関係

❓Q14. インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンは、同時に接種できますか?

💡A14. はい、同時に接種できます👌 腕の左右に分けて接種したりします。何度も病院に来るのが大変な方には、同時接種も選択肢の一つです。

❓Q15. 他の定期予防接種と同時に接種してもよいですか?

💡A15. もちろんです!ヒブや肺炎球菌、5種混合など、他のワクチンとの同時接種も安全に行えます。お子様の接種スケジュールで分からないことがあれば、いつでもご相談くださいね。

❓Q16. 鼻から接種する「経鼻生ワクチン」とは何ですか?注射とどう違いますか?

💡A16. 鼻にシュッとスプレーする、痛くないワクチンです👃 注射が苦手なお子様にとっては嬉しい選択肢です。注射のワクチンと違い、ウイルスの侵入口である鼻の粘膜に直接免疫を作るのが特徴です。喘息のお子様など、接種できない条件もあるので、希望する場合は医師とよく相談が必要です。

❓Q17. 接種当日の注意点はありますか?(お風呂・運動など)

💡A17. 接種当日は、激しい運動は避けてください。お風呂は入って大丈夫ですが、長湯は避けて、注射した場所をゴシゴシこすらないように優しく洗ってあげましょう🛀

❓Q18. インフルエンザにかかった後でも、ワクチンは打ったほうがいいですか?

💡A18. インフルエンザにはA型やB型など複数の種類があるため、一度かかってもシーズン中に別の型にかかる可能性があります。もしワクチンをまだ接種していなければ、元気になってから1~2週間ほどあけて接種することをおすすめします。


👨‍👩‍👧‍👦 家族みんなで予防しよう!

❓Q19. 家族のうち、誰が優先的に接種すべきですか?

💡A19. 特に、重症化しやすい小さなお子様(生後6か月から)や、おじいちゃん、おばあちゃんは優先的に接種することをおすすめします。また、赤ちゃんのお世話をするパパ・ママも、赤ちゃんにうつさないために接種することがとても大切です。「家族みんなで予防」を合言葉にしましょう!当院では。今年度、皆で一気に予防接種をしてしまおうというイベントを企画しました。

❓Q20. なぜワクチンを打った後に、熱が出たりだるくなったりするのですか?

💡A20. ワクチンを打つと、体の中で「ウイルスが入ってきたぞ!」と勘違いして、免疫細胞たちが一生懸命に働き始めます。この免疫が作られる過程で、一時的に熱が出たり、だるさを感じたりすることがあるのです。これは、ワクチンが効いて、体がしっかり防御態勢を整えている証拠なので、心配しすぎないでください。


いかがでしたか?

インフルエンザワクチンに関する疑問や不安が、少しでも解消されたなら嬉しいです。

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