【朝どうしても起きられない…起立性調節障害かも】

小児科・小児外科も対応する札幌市南区のはれにこキッズクリニックです。🌅 朝になっても起きられない、学校に行けないお子さんを「なまけ」と決めつけてはいけません。起立性調節障害(OD)は自律神経の病気です。梅雨から夏にかけて症状が悪化しやすく、適切な対応が必要です。
🩺 起立性調節障害とは?
起立性調節障害(OD)は、立ち上がるときに血圧や脈を調整する自律神経がうまく働かない病気です。小学校高学年から中学生に多く、約10人に1人がかかるといわれています。本人の意志や努力の問題ではなく、体の仕組みからくる症状です。だから叱っても改善しません。
☀️ どんな症状が出るの?
朝に強いだるさやめまいがあり、起き上がれないのが典型的な症状です。たとえば、頭痛・吐き気・立ちくらみ・腹痛なども伴うことがあります。特徴的なのは、午前中は症状が重く、午後から夕方にかけて楽になること。
夕方には元気に見えるため、周囲に誤解されることが多いです。梅雨の時期は気圧の変化で症状が悪化しやすいため、この時期に発見されるケースが増えます。
🏥 診断と治療のポイント
多くの場合はエピソードからおおよその判断がつきます。分かりづらい場合は起立試験(横になった状態と立ち上がった後の血圧・脈拍を計測する検査)で診断します。
治療は薬だけでなく、生活リズムの改善、水分と塩分の積極的な摂取、軽い運動の継続が重要です。ゆっくり立ち上がる習慣をつけるだけでも症状が和らぐことがあります。また、お子さんとご家族が病気を正しく理解し、学校と連携することも大切な治療の一部です。
💡 受診のタイミングは?
朝起きられない日が週3日以上、2週間以上続くようなら受診のサインです。また、起立時のめまいや頭痛が強い場合も早めにご相談ください。放置すると不登校が長引くこともあるため、早期の対応が大切です。
💬 クリニックからのひとこと
「怠けている」と思いながら悩むお子さんもたくさんいます。でも起立性調節障害は本人の努力不足ではありません。まず正しい診断を受けて、一緒に対策を立てましょう。はれにこキッズクリニックでは丁寧にお話を聞きながら診察します。
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情報ソース
日本小児心身医学会「起立性調節障害(OD)診断・治療ガイドライン」2023年、日本小児科学会「学校で困っている子どもの身体症状」参考資料