【徹底解説】インフルエンザワクチンQ&A お子様の接種前に知りたい疑問、解決します!

9月に入りましたら、10月1日からのインフルエンザワクチンの予約を開始します。
その前に知っておきたいインフルエンザワクチンのこと|いつ打つ?副反応は?卵アレルギーは大丈夫?
小児科・小児外科も対応する札幌市南区のはれにこキッズクリニックです。
外来や問い合わせメールでは「いつ打つのがベスト?」「副反応が心配…」「卵アレルギーだけど大丈夫?」といったお声をよくいただきます。
今回は、インフルエンザワクチンに関するよくある疑問についてまとめて解説します。
🗓️ これってどうなの?効果と接種時期のこと
Q1. インフルエンザワクチンは、なぜ毎年接種する必要があるの?
理由は大きく2つあります。1つ目は、ウイルスが毎年少しずつ姿を変える(変異する)ため、その年に流行するタイプに合わせたワクチンが必要になるからです。2つ目は、ワクチンの効果が約5か月で少しずつ弱まるため、流行シーズン前に毎年接種して免疫を準備することが大切だからです。
Q2. 効果は接種後どのくらいで現れて、どのくらい続くの?
注射の不活化ワクチンは、接種してから抗体ができるまでだいたい2週間ほどかかります。効果の持続期間には個人差がありますが、約3〜5か月です。冬の流行に備えて、11月中旬頃までに接種を終えておくと安心です😊
経鼻生ワクチンも、効果が出るまでは同じく2週間ほどかかります。持続期間についてはさまざまな報告がありますが、6か月から12か月と報告されています。
Q3. 今年のワクチンは、いつ頃接種するのが最適?
日本では12月〜3月頃にインフルエンザが流行することが多いです。免疫がしっかり準備できている状態にするために、10月から11月中旬までに接種を完了するのがベストなタイミングです👍
Q4. ワクチンを打てば、絶対にかからなくなるの?
残念ながら、打っても100%かからなくなるわけではありません。ただ、もし感染してしまっても、高熱や咳などの症状が軽く済んだり、肺炎や脳症といった怖い合併症を防ぐ「重症化予防」に大きな効果が期待できます。お子様の体を守る、大切なお守りのようなものです✨
Q5. ワクチンの効果を高める方法はある?
効果を最大限に引き出すには、体調の良い日に接種するのが一番です。接種した日は激しい運動を避けて、お家でゆっくり過ごさせてあげてください。もちろんワクチンだけでなく、普段からの手洗いやうがいも忘れずに行いましょう🧼
🩹 もしもの時は?副反応と安全性
Q6. ワクチンの副反応には、どんなものがあるの?
接種した腕が赤くなったり、腫れたり、少し痛んだりすることがありますが、これは体が免疫を作っているサインです。ほとんどは2〜3日で自然に良くなります。まれに熱が出たり、だるさを感じたりすることもありますが、こちらも心配いらないことが多いです。
昨年は、経鼻生ワクチン接種後にインフルエンザ様症状が出て、検査で陽性となったケースがあり、「ワクチンのせいで感染したのでは」と思われた方もいらっしゃいました。しかし予防接種で使う生ワクチンは弱毒化されており、実際に感染を起こすことはほぼないとされています。
Q7. 接種後、腕が腫れて痛がる時はどうすればいい?
痛がったり痒がったりする場合は、冷たいタオルなどで優しく冷やしてあげると楽になります。腫れがひどかったり、何日も痛みが続いたりする場合は、遠慮なくクリニックにご相談ください。
Q8. 妊娠中や授乳中でも接種できる?
はい、妊娠中・授乳中の方も接種できますし、むしろ推奨されています。ママが接種することで、生まれてくる赤ちゃんにも免疫をプレゼントできます🎁 成人が使用するワクチンは、お腹の赤ちゃんや母乳に影響のない「不活化ワクチン」なのでご安心ください。
Q9. 卵アレルギーがあるけど接種しても大丈夫?
現在のワクチンは高純度に精製されているため、アナフィラキシーのような重い卵アレルギーでなければ、ほとんどの場合安全に接種できます。接種前の問診で、アレルギーについて詳しくお聞かせください。医師がしっかり判断しますので、ご安心ください。
Q10. ワクチンを接種してはいけないのは、どんな時?
37.5℃以上の熱がある時や、ひどい咳や下痢などで体調が悪い時は接種できません。過去にインフルエンザワクチンで重いアレルギー反応を起こしたことがあるお子様も接種はできません。持病があるお子様は、かかりつけ医とよく相談して決めましょう。
🔢 回数や費用はどうなるの?
Q11. 子どもが2回接種なのはなぜ?間隔はどのくらいあける?
13歳未満のお子様は、大人に比べて1回の接種だけでは十分な免疫がつきにくいため、2回接種することでしっかりと免疫レベルを上げてあげます💪 接種間隔は2〜4週間あけるのがおすすめです。特に4週間あけると、より効果的だと言われています。
Q12. 2回目の接種が予定より遅れてしまったら、効果はある?
大丈夫です。推奨期間を過ぎてしまっても、効果がなくなるわけではありません。気づいた時点で、なるべく早く2回目を接種しましょう。
Q13. 接種費用はいくら?助成はある?
インフルエンザワクチンは自費診療となり、クリニックによって費用が異なります(一般的に3,000円〜10,000円程度)。当院では、注射の不活化ワクチンは年齢にかかわらず3,700円、経鼻生ワクチンは9,000円です。お住まいの市区町村によっては助成制度がある場合もあるので、ホームページなどをチェックしてみてください💰
💉 他のワクチンや病気との関係
Q14. 新型コロナワクチンと同時に接種できる?
はい、同時に接種できます👌 腕の左右に分けて接種します。何度も来院するのが大変な方には、同時接種も選択肢の一つです。
Q15. 他の定期予防接種と同時に接種してもいい?
もちろんです。肺炎球菌、5種混合など、他のワクチンとの同時接種も安全に行えます。接種スケジュールで分からないことがあれば、いつでもご相談ください。
Q16. 鼻から接種する「経鼻生ワクチン」って何?注射とどう違う?
鼻にシュッとスプレーする、痛くないワクチンです👃 注射が苦手なお子様にとっては嬉しい選択肢であり、接種が1回で済むこともメリットとされています。ウイルスの侵入口である鼻の粘膜に直接免疫を作るのが特徴です。喘息のお子様など接種できない条件もあるので、希望する場合は医師とよく相談してください。
Q17. 接種当日、お風呂や運動は気をつけることがある?
接種当日は、激しい運動は避けてください。お風呂は入って大丈夫ですが、長湯は避けて、注射した場所をゴシゴシこすらず優しく洗ってあげましょう🛀
Q18. インフルエンザにかかった後でも、ワクチンは打ったほうがいい?
インフルエンザにはA型やB型など複数の種類があるため、一度かかってもシーズン中に別の型にかかる可能性があります。ワクチンをまだ接種していなければ、元気になってから1〜2週間ほどあけて接種することをおすすめします。
👨👩👧👦 家族みんなで予防しよう!
Q19. 家族の中で、誰が優先的に接種すべき?
特に、重症化しやすい小さなお子様(生後6か月から)や、おじいちゃん・おばあちゃんは優先的な接種をおすすめします。赤ちゃんのお世話をするパパ・ママも、赤ちゃんにうつさないために接種することがとても大切です。「家族みんなで予防」を合言葉にしましょう!
Q20. 家族みんなで予約すると、予診票の記入が大変そうです…
ご安心ください。ご予約いただいた方には、今年は当院で予防接種予診票を準備し、記載サポートまで行います。例えば、ご家族5人で接種される場合でも、同じ住所や電話番号を5回も書いたりする手間を減らします😊 ご家族で、兄弟で一緒に受けたい方は、ぜひご利用ください。
事前にご自宅で記載いただいて持ってきていただいても構いません。
Q21. 接種後に熱が出たりだるくなったりするのはなぜ?
ワクチンを打つと、体の中で「ウイルスが入ってきた」と免疫細胞たちが一生懸命に働き始めます。この過程で、一時的に熱が出たり、だるさを感じたりすることがあります。これはワクチンが効いて、体がしっかり防御態勢を整えている証拠なので、心配しすぎないでください。
📝 クリニックからのひとこと
インフルエンザワクチンは、重症化を防ぐための大切な備えです。ご家族みんなで一緒に予約いただくと、来院の負担も少なくなります。予診票の記入でお困りの際も、遠慮なくスタッフにお声がけください。当院がご家族の毎年の備えを丁寧にサポートします。
情報ソース
- 日本小児科学会「2025/26シーズンのインフルエンザ治療・予防指針」(2025年)
- 日本小児科学会 予防接種・感染症対策委員会「日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール」(2025年5月改訂版)
- 厚生労働省 予防接種情報