札幌市南区の小児科・小児外科のはれにこキッズクリニック

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今季の札幌は「インフルエンザB × 吐き下し」が多い?——胃腸炎と紛らわしい理由と受診の目安Q&A

今季の札幌は「インフルエンザB × 吐き下し」が多い?——胃腸炎と紛らわしい理由と受診の目安Q&A

札幌市では、2025/26シーズンにインフルエンザが再び増加しており、定点当たり報告数は高い水準で推移しています。
さらに、流行の中心が子どもに寄りやすく、たとえば2025年第44週は報告総数2016のうち19歳未満が約88%でした。
同じ時期に、札幌では感染性胃腸炎(いわゆる胃腸炎)も一定数みられる
ため、「胃腸炎っぽいのに実はインフルB」という受診が増えています。加えて、今年のインフルエンザは小児で嘔吐・下痢を伴うことが多いようです。
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Q1. インフルエンザBで、吐いたり下痢したりする?

A. 起こり得ます🤢
インフルエンザは呼吸器の感染症ですが、もともと子どもでは吐き気・嘔吐・下痢が出ることがあるとされています。

Q2. なぜ「胃腸炎みたい」になる?

A. 体の反応が強く出やすい年齢だからです。
発熱や全身の炎症で食欲が落ち、気持ち悪さが前面に出ることがあります。鼻水や痰を飲み込んで吐きやすくなることもあります。特に今年のインフルエンザBはその症状が認められやすいようです。

Q3. 胃腸炎(ノロ等)と、インフルBは家庭で見分けられる?

A. 症状だけで決め切るのは危険です。
ただし目安として、

  • 急な高熱+強いだるさ+咳・のど → インフルを疑う材料
  • 嘔吐・下痢が主役で、熱は軽め → 胃腸炎らしい経過
    とはいえ、インフルでも胃腸症状が起こるため、37.5℃以上の発熱があり、12時間以上経過しているようなら、検査で確認してもよいと思います。

Q4. 「吐いたから胃腸炎」と決めつけると困ることは?

A. 治療の選択肢と、家庭内対策がズレることです。
インフルが背景だと、周囲への広がり方(飛沫+接触)を前提にした対策が必要になります。札幌は今季、流行の再拡大が示されているため注意が必要です。

Q5. 受診のタイミングは?

A. 「高熱+吐き気/下痢」で元気がないなら、当日で相談が安心です🏥
ただし、インフルエンザの検査自体は発熱から12時間未満は
原則おこないませんので、注意です。

ぐったりしていてかなり体調が悪い、明日の受診は難しい(翌日はから連休など)場合、
6歳以上なら、PCR検査をおすすめすることがあります。
関連のお知らせ:発熱外来でのPCR検査の条件と費用
抗インフルエンザ薬は、一般に発症後早期(目安2日以内)ほど効果が得られやすいことも知っておくとよいです。

Q6. すぐ受診した方がよいサインは?

A. 脱水と呼吸のサインがポイントです🚑

  • 水分がほぼ入らない/飲んでもすぐ吐く
  • おしっこが極端に少ない、口がカラカラ、ぐったり
  • 息が苦しそう、顔色が悪い
  • 血便、強い腹痛、意識がぼんやり
    迷ったら早めに医療機関へ。

Q7. 家でできる“吐き下し”ケアは?

A. まずは「少量ずつ、回数多く」🥄💧
一気飲みは吐き戻しやすいので、スプーン1杯から刻んで。
食事は「吐き気が落ち着いてから」で十分です。

Q8. 家族にうつさないコツは?(インフルB×胃腸炎どちらにも)

A. 手洗いを軸に、場面で対策を切り替えます🧼

  • 咳がある:マスク、換気、距離
  • 嘔吐・便の処理:手袋+適切な清拭(胃腸炎を想定した対応)
    胃腸炎が疑わしい場面では、吐物・便の扱いがとても重要です。

Q9. 検査が陰性なら、インフルBは否定できる?

A. 発症直後は出にくいことがあり、経過で判断が変わります。
「熱が続く」「周囲で流行」「症状が典型的」などがそろう場合、再評価が役立つことがあります。
当院では検査後の症状にどうしても納得がいかないという場合に、6歳以上であれば、PCR検査での再評価を行うこともあります。前回検査が当院・他院は問いません。
関連のお知らせ:発熱外来でのPCR検査の条件と費用

Q10. 兄弟で“胃腸炎みたいなインフル”が回ることはある?

A. あります。
今季は子どもが流行の中心になりやすく、家庭内で連鎖しやすい状況です。

Q11. いちばん大事な結論は?

A. 「吐き下し=胃腸炎」と決めず、
今の時期は高熱・だるさが強いときはインフルBも同時に疑う——これが今季の安全策かもしれません。

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