増えている「はしか(麻疹)」の見分け方と受診のQ&A

札幌市南区の小児科・小児外科にも対応する はれにこキッズクリニック です。
2026年は国内の麻疹報告が増えており、日本小児科学会も注意喚起を出しています(例:2026年第1〜12週で累積152例)。
はしかは 「高熱が続く → 口の中の所見(コプリック斑)→ 赤い発疹 → 熱が下がる」 という経過をとるのが特徴です。
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Q1. そもそも、はしかは何が危険?
感染力がとても強い(空気感染を起こす) ことが最大の特徴です。待合室など同じ空間にいるだけで広がるリスクがあるため、「受診前の連絡」をいただけると、医療機関は嬉しいです。
Q2. 潜伏期間はどれくらい?
目安は 7〜21日(平均10〜12日)。旅行・人混み・イベントの 2〜3週間後 の発熱は、時間軸として要注意です。
Q3. 「高熱が続く」は、何日くらい?
典型例では、最初は風邪のように始まり、高熱(39〜40℃)が3-5日続く ことがあります。咳・鼻水・目の充血(結膜炎)を伴いやすい点もヒントです。
Q4. 「コプリック斑」って何?いつ出る?
ほほの内側(口の中)に出る、白っぽい小さな点状の所見です。発疹が出る少し前 に見られることがあり、診断の手がかりになります(ずっと見えるわけではないのが、難しいところです)。
Q5. 「赤い発疹が出現」したら、はしか確定?
発疹だけでは確定できません。突発性発疹・風疹・アデノウイルス など、似る病気が複数あります。大事なのは、
- 高熱+咳+目の充血
- 発疹が出る前からの体調不良
がそろうかどうかです。疑う場合は検査も含め医療機関で判断します。
確定診断の方法は採血やPCR検査という方法がありますが、
採血は結果が出るまでに数日を要し、麻疹はすでに回復している可能性が高いです。
PCR検査は1日で診断可能ですが、保険適用がなく、実用的ではなく、当院のPCRパネル検査では対応しておりません。保健所に相談の上で対応医療機関への紹介となります。
つまり、確定診断が得られるのはかなりかぎられた状況というのが実情です。
Q6. いつからいつまで、うつる?
目安として、症状が出る少し前から、解熱後もしばらく 感染力があります。発疹が出る前にも広がるため、「様子見で外出」が連鎖のきっかけになり得ます。
Q7. 受診するとき、まず何をすればいい?
受診前に電話・Webで連絡 を入れてください📞
はしかが疑われる場合、院内での二次感染を防ぐため、動線や時間の調整が必要です(学会の注意喚起でも“事前連絡”が推奨)。
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Q8. すぐ受診(救急も含め)を考えるサインは?
麻疹に限らず、、、次があれば、早めの受診が安全です⚠️
- 呼吸が苦しそう/ゼーゼーが強い
- 水分がとれず、尿が少ない
- ぐったりして反応が鈍い
- けいれん、意識がいつもと違う
合併症(肺炎・脳炎など)を早く拾うためです。
Q9. 治療は?家でできるケアは?解熱剤は使っていい?
基本は 水分+休養。飲めない・吐く・ぐったりが強い場合は受診が優先です。解熱剤は「つらさを和らげて水分がとれる」目的で使うことがあります。🫧
Q10. 登園・登校はいつから?
はしか(麻疹)は学校での広がりを防ぐため、出席停止の基準 があります。自己判断で復帰せず、診断・経過に応じて医療機関と園・学校で確認してください。
Q11. いちばん確実な予防は?
MRワクチン(麻しん・風しん)2回接種 です。定期接種の対象(1歳、就学前の1年間)で打ち切るのが基本。接種歴があいまいなら、母子手帳で確認し、必要なら相談を。
Q12. 「接触したかも…」のとき、やるべきことは?
札幌市の基本方針:まず“受診前連絡”が前提
- はしかが疑われる/接触した可能性がある場合は、いきなり受診せず、必ず事前に医療機関へ連絡してから受診する、という案内が北海道(道庁)からも出ています。公共交通の利用も避けるように書かれています。
- 札幌市は、医療機関向けページで「疑い例を診たら保健所へ連絡」「保健所で遺伝子検査(PCR等)も実施」としており、行政が介入して接触者対応を進める前提の感染症です。
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札幌市の市民向けページ・接触後の対応
1) 接触後72時間以内:麻しんワクチン(MR等)が効果的とされる
麻しん患者に接触した場合、72時間以内に麻しんワクチン接種をすることも効果的」と札幌市が案内しています。この場合は、小児定期予防接種公費の適応にならない場合があります。
2) 接触後5〜6日以内:γ-グロブリン(免疫グロブリン)注射が検討され得る
「接触後5、6日以内であればγ-グロブリン注射で発症を抑える可能性」に触れつつ、「安易にとれる方法ではない/かかりつけ医と相談」と注意書きしています。当院(はれにこキッズクリニック)ではグロブリン投与は対応しておりません。
“実際の動き方”
1、接触した「日時」を0日として記録しておく
- 72時間(3日)/5〜6日(最大6日)で分岐するので、接触した日・時間が重要です。
2、母子手帳でMR接種回数を確認(0回・1回・不明は要相談)
- 定期対象だけでなく大人も含め「罹患歴や接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討」としています。
3、医療機関へ“受診前連絡”→必要なら保健所対応へ
- はしかは院内で広がりやすいので、必ず事前連絡(来院時間・入口・動線の調整)を前提にしてください。北海道も同趣旨で「事前連絡」「公共交通を避ける」を明記しています。
4、72時間以内なら「ワクチン早期接種」を相談
- 72時間以内なら、札幌市が示すとおり、早期の予防接種が“効果的とされる”ため、最優先で相談対象になります。この場合は小児定期予防接種公費の適応にならない場合があります。
5、72時間を過ぎた/ハイリスク(乳児・妊婦・免疫不全など)なら「γ-グロブリン」を含め相談
札幌市の記載どおり、5〜6日以内であればγ-グロブリンを検討し得ます(ただし“安易に行える方法ではない”)。当院(はれにこキッズクリニック)に相談を受けた場合は基幹病院・大学病院への紹介となります。
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