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ヒトメタ・RSV・アデノが流行?「検査で特定すべき?」

ヒトメタ・RSV・アデノが流行?「検査で特定すべき?」

【RSV・ヒトメタ・アデノ】その検査、必要?

小児科・小児外科も対応する札幌市南区のはれにこキッズクリニックです。

保育園で咳や発熱の子が増えていると聞くと、ドキッとしますよね。(RSV・ヒトメタ・アデノなどの呼吸器ウイルス)
「うちの子も同じウイルスかも」と検査を希望される方も多いです。
実は、流行がわかっている軽い症状なら、ウイルスの種類を特定する検査は必須ではないことが多いのです。

Q1. 3つのウイルス、何が違うの?🤔

どれも風邪の仲間(呼吸器ウイルス)で、鼻水・咳・熱が主な症状です。
RSV(RSウイルス)は、乳児がかかると呼吸が苦しくなりやすいウイルスです。
ヒトメタ(ヒトメタニューモウイルス)は、咳や喘鳴(ぜんめい・ゼーゼーする音)が出やすい特徴があります。
アデノは高熱に加え、のどの痛みや目の充血(結膜炎)が出ることもあります。

Q2. 本当に流行しているの?📈

各地域の機関が、毎週ウイルスの検出状況を公表しています。
同じ時期に同じ症状のお子さんが増えていれば、流行している可能性が高いといえます。

Q3. ウイルスの種類を調べる意味は?

外来での治療は、多くの場合、症状をやわらげる対症療法が中心です。
園で同じ症状が流行っていれば、原因ウイルスはある程度絞り込めています。
検査で名前がわかっても、お薬の内容が変わらないことが多いのです。

Q4. それでも検査した方がよいのは?👇

次のような場合は、検査をおすすめすることがあります。

  • 呼吸が苦しそうで、酸素が必要か判断したいとき
  • 月齢が低い(特に乳児)お子さんや、持病があるとき
  • 肺炎が疑われるとき
  • 入院や隔離のため、感染症の種類を確定する必要があるとき
  • 溶連菌や尿路感染など、ほかの病気の可能性があるとき

Q5. 園から「検査してきて」と言われたら?

そのお気持ちは、とてもよく分かります。
ただ、検査結果の提出が治療方針を変えることは、実は少ないのです。
そのため、当院では通っている園で同じ症状が流行しているかを伺い、方針を決めることもあります。
検査には保険で受けられる範囲が決まっているものもあり、ご希望に沿えない場合もあります。

Q6. RSVは特別扱いされるの?

乳児は重症化しやすいため、とくに注意が必要なウイルスです。
ただ、軽い症状の場合は、検査よりも呼吸の様子や水分がとれているかを見ることが大切です。

Q7. ヒトメタはRSVより軽いの?

一概には言えません。
ヒトメタも、肺炎や強いゼーゼーを起こすことがあります。
ウイルスの種類より、今のお子さんの呼吸や様子を見ることが重要です。

Q8. アデノは高熱が続くって本当?

アデノによる「プール熱」では、高熱・のどの痛み・目の充血が出やすい傾向があります。
水分がとれて機嫌がよければ、多くの場合は自宅で様子を見られます。

Q9. 検査しないと抗生物質が必要か分からないのでは?

ウイルスには、そもそも抗生物質(抗菌薬)は効きません。
診察や症状の経過をみて、細菌感染が疑われる場合にのみ、検査やお薬を検討します。
ウイルスの名前が分かっても、抗生物質が必要になるわけではありません。

Q10. 兄弟がいる場合の家庭内対策は?🫧

効果が出やすい順に3つご紹介します。

  1. 帰宅後や鼻をかんだ後の手洗い
  2. タオルや鼻水を吸う器具を共有しない
  3. 咳やくしゃみが近くでかからない工夫

Q11. 受診の目安は?🚨

次のような様子があれば、ご相談ください。

  • 呼吸が苦しそう(胸がへこむ、唇の色が悪い)
  • 水分がとれず、おしっこが減っている
  • ぐったりして反応が弱い
  • 生後3か月未満の発熱
  • 熱が長引いている

まとめ

園で流行がわかっている軽い症状なら、ウイルスの種類を特定する検査は必須ではありません。
一方で、呼吸の様子や月齢など、気になる点があれば、いつでもご相談ください。

クリニックからのひとこと

ウイルスの名前が分かると安心する、そのお気持ちはとてもよく分かります。
当院では、治療方針に関わる場面を大切にしながら、お子さんの負担が少ない診療を心がけています。
気になる症状があれば、遠慮なくご相談くださいね。

ご不明な点はお問い合わせから、他のコラムはコラム一覧をご覧ください。

情報ソース

・国立健康危機管理研究機構(JIHS)感染症情報「RSウイルス感染症」「咽頭結膜熱(アデノウイルス感染症)」
・日本小児科学会「ヒトメタニューモウイルス感染症」関連資料

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